お金をかけたくないけど、カウンセリングを受けたいときにはどうする?
カウンセリングは精神的なサポートを受けるための手段として、一般的に利用されています。しかし、多くのカウンセリングは有料であり、費用がかかることが一つのハードルとなっています。
一般的なカウンセリングの相場は、1回につき50分のセッションで地方で7000円、都心で10000円前後が一般的です。これは、カウンセラーの経験や専門性、所在地などによって異なりますが、これらの価格帯は多くの人にとって負担が大きいかもしれません。
まず、カウンセリングにはプライバシーの保護や安心、安全なセッションを提供するために時間や場所を確保する必要があります。
また、カウンセラーは専門性やセッションの質向上のために、常に研鑽していく必要があります。そのため研修への参加等に費やすコスト、セッション前後の準備にかかる時間などが料金が高くなる理由として考えられます。
さらに、公認心理師や臨床心理士の場合、資格取得には大学院修了が条件となります。資格を取得し、継続して質の高いカウンセリングを行うためには、料金が上記のような相場となります。
カウンセリング料金については、以下の動画も参考になります。
しかし、そこまで高額な費用をカウンセリングにかけられない場合も多いと思います。、そのような場合でもカウンセリングを受ける方法があります。次に詳しくご紹介します。
お金がない、お金をかけたくない場合でも、受けることができるカウンセリング方法があります。以下にいくつかの方法を紹介します。
公的機関は誰でも無料でカウンセリングを受けることができます。例えば、以下のような公的機関があります。
そのほかにも、居住地の自治体で行っている教育相談などもあります。一方、待ち時間が長かったり、予約が取りづらく、初回のカウンセリングまでに数週間から数か月待つこともあります。
非営利団体は、援助や寄付によってカウンセリングサービスを提供し、利益を追求せずに運営しています。この仕組みにより、低料金でサービスを提供することが可能となっています。
カウンセリングは一般的に無料もしくは安価で利用できる一方、相談時間や回数の制限があったり、「公認心理師」や「臨床心理士」などの心理職としての専門資格を持っていないボランティア相談員によって運営されている場合もあります。
資格を持っていないからといって、必ずしも質が低いというわけではありません。様々な専門性や経験を積んだ相談員が、団体が提供するトレーニングを受けた上で対応してくれるところもあります。
心理学部、特に臨床心理学科のある大学や大学院では、地域住民向けにカウンセリングルームを設置しているところがあります。ここでは、教授や大学講師だけでなく、大学院生も教授の指導の下で対応しています。
大学院生がカウンセリングを行うことに不安を感じる方もいるかもしれませんが、講義や実習を通じて基礎を学び、カウンセリングを担当できると判断された学生が対応してくれます。
経験が浅いという点はありますが、その代わりに教授がサポートし、指導しているため、大学院生によるカウンセリングも十分な効果が期待できます。
近年、オンラインカウンセリングが人気を集めています。オンラインカウンセリングはビデオ通話やチャットなどを通じて行われます。対面でのカウンセリングと比べて場所代などがかからないことから費用が割安であり、自宅から利用することができます。
また、オンラインカウンセリングには時間や場所の制約がないため、忙しい方や遠方に住んでいる場合でも利用しやすくなっています。
リーズナブルなオンラインカウンセリングを受けることで、お金がなくても心のケアをすることができます。
カウンセリングを受けるだけでなく、セルフメンタルケアを行うこともお金がないときには有効な方法です。
セルフメンタルケアとは、自己啓発や自己分析などを通じて自分自身の心の状態を改善することです。具体的な方法としては、書籍やメンタルヘルスアプリの利用、瞑想やヨガの実践などが挙げられます。
セルフメンタルケアは自分自身でできるため、費用を抑えられる上に自分のペースで行うことができます。長期的なメンタルケアやセルフコントロール力の向上に役立つ方法です。
モス心理相談室は、カウンセリングを受けてみたいけれど、どう相談したらいいか迷ったり、自分に合っているか不安な方も気軽にご利用できるオンラインカウンセリングサービスです。
臨床心理士・公認心理師によるオンラインカウンセリングを手頃な価格で体験できます。
お金がない、お金をかけたくない場合でも、リーズナブルなオンラインカウンセリングやセルフメンタルケアを活用することで、心のケアをすることができます。自分自身のメンタルヘルスを大切にし、健やかな生活を送るために、適切な方法を選択していきましょう。